「peラインにリーダーを結ぶのがめんどくさい…」
「そもそもリーダーの結び方が分からない…」
ちょい投げにpeラインを使う場合、このような悩みを持ってる方もいらっしゃると思います。
リーダーの結び方って慣れが必要なんですけど、実際に慣れてからも面倒なんですよねぇ…
リーダーをつけるのが大事なのはわかるけど、めんどくさいよね…
確かにリーダーを結べるようになるのは大事。
でもね、ボクはちょい投げをする時にリーダーは使わないよ!
ボクがちょい投げをする時はリーダーを結ばず、道糸のpeラインと仕掛けを直結する事がほとんどです。
適切な太さのpeラインと、適度な重さの仕掛けを使用すれば、特に必要がないと思います。
このページでは、リーダーがなくてもちょい投げが出来る、適切な仕掛けや注意点などをご紹介していきたいと思います!
なぜリーダーを付けるのか?
そもそもなぜpeラインには「リーダー」をつける必要があるのか?
それはpeラインの特性が大きく関係しています。
伸縮性があって、引っ張ると伸びるナイロンやフロロカーボンのライン。
それとは逆に、peラインは伸縮性がほとんどなく、引っ張っても伸びません。
伸縮性のあるナイロンやフロロカーボンはある程度ラインにかかる負荷を吸収しますが、伸縮性の無いpeラインは負荷を吸収する事ができません。
そのため、仕掛けをキャストする際に結び目に強い負荷がかかり、そのままブチっと仕掛けが切れてしまう…
という現象が起きてしまいます。
(高切れ、とも呼ばれる現象です)
そしてそれを防ぐために、peラインの道糸に結ぶのがリーダー(ショックリーダー)です。
ナイロンやフロロカーボンなどの伸縮性のあるラインをpeラインの先端に直結させることで、仕掛けをキャストする際のショックを吸収させる事ができるのです。
これによって、キャスト時に切れてしまうのを防ぐ事ができます。
そんな大事な役割があるなら、リーダーって絶対付けないとダメなんじゃないの?
確かにリーダーは大事。
でも適切な重さの仕掛けと、ある程度の太さのラインを使えば、ちょい投げにはリーダーは必ずしも必要じゃないよ!
仕掛けをキャストする際には大事な役割のあるリーダー。
しかし、ラインや仕掛けに適切なものを使えば、ちょい投げにおいては必ずしもリーダーが必要になるわけではありません。
リーダーを使わなくても大丈夫なケース
ではどのような仕掛けとラインを使えばリーダーを結ばなくて良いのか?
一つの目安となるのは、以下のサイズ。
peラインは1号、使用する仕掛けは5〜7号
peラインは1号を使い、仕掛けは5〜7号程度をチョイスする事です。
ルアーロッド系の物やエギングロッドでちょい投げをするには、5号〜7号(約20g〜26g)くらいの仕掛けがちょうど投げやすい重さとなりますので、この辺りのサイズを選びましょう。
その際にリールに巻くpeラインは、1号をチョイスすると良いかと思います。
ボクがちょい投げをする時もだいたいこのセッティングで、リーダー無しでもキャスト中に仕掛けが切れた事はありません。
初めてちょい投げ用の釣具を準備する、という場合には、このくらいのサイズ感を目安に選ぶのが良いと思います!
0.8号のpeラインであれば、3号〜5号程度の仕掛け
1号よりも細いpeラインとしては、よく0.8号というサイズも使われます。
エギングに使うラインでもお馴染みの太さです。
やや細めのラインですので、このくらいの太さの場合は、3号〜5号(約10g〜20g)くらいの仕掛けを使用するのが良いと思います。
0.8号のラインに7号の仕掛けだとダメ?
絶対ムリってほどではないんだけど、力一杯フルキャストするとちょっと心配かも…
7号くらいの仕掛けでもキャストは可能ですが、フルキャストではなくふわっと投げるくらいにしておくのが良いかと思います。
リーダーがあった方が良いケース
0.7号以下の細さのpeラインを使う場合
最近では極細系のpeラインもよく見かけます。
0.4号や0.6号のpeラインなど。
さすがに極細系のラインになってしまうと、リーダー無しではちょっと心配。
このような場合は、リーダーを付けた方が安心です。
細すぎちゃうとさすがにリーダーなしは無理なんだね
そうだね。
でもオススメしたい事が一つ!リーダーにもpeラインを使ってみて!
ここでちょっとオススメポイント。
0.6号などの細いラインで仕掛けを投げる時には、リーダーにもpeラインを使ってみるのも一つの手です!
もちろんナイロンやフロロカーボンのリーダーでも全く問題ないのですが、伸縮性のあるラインをリーダーに使用すると魚のアタリを吸収してしまい、手元に伝わる当たりが弱くなるというデメリットもあります。
わずかな差ですが、気になる場合はpeラインをリーダーとして使っても問題ありません。
ボクのちょい投げ用のリールの中の一つは、0.6号のpeラインに1号のpeラインのリーダーを3mほど巻いています。
水中に岩やカキの殻が沢山ある釣り場の場合
水中にラインを傷付けそうな岩場や、カキの殻などの障害物が沢山あるような釣り場。
このような場所でも、リーダーがあった方が良いです。
peラインの弱点は、傷に弱いこと。
何本もの細い繊維を編み込んで一本のラインとなっているので、岩場やカキの殻など、ちょっとした場所でこすってしまうと細い繊維に傷がついてしまいます。
そうなると一気に強度が落ちてしまう事も…
強度が落ちたpeラインをそのまま使うと、軽い仕掛けであってもキャスト時に「ブチッ…」と切れてしまう可能性が出てしまいます。
このような場所で釣りをする場合は、リーダーを付けた方が良いです。
この場合は、peのリーダーは使わない方がいいよね。
うん、このケースではナイロンやフロロカーボンのリーダーの方が安心!
リーダーの結び方が分からない場合は…
「リーダーを結ばなくても、仕掛け次第でちょい投げはできる!」という今回のお話。
しかしちょい投げ以外の釣りではどうしてもリーダーが必要となるケースも多く、結び方は知っておいた方が良いです。
初めはややこしくて面倒臭いので、なかなか覚えるのも大変なんですけどね…
ボクも道糸とリーダーの結び方を今までいくつか試してきたのですが、今のところサーフヒラメの第一人者、堀田光哉さんがやっている「堀田式FGノット」が自分には一番簡単だと思ったので、普段はこれ一択で結んでいます。
ボク的にはこの結び方がオススメ!
人によって簡単な結び方や難しい結び方があるので、動画サイトを見ながら色々と試してみて練習をしていくのが一番ですね。
また、がまかつさんから「音速PEジョインター」という、道糸とリーダーを結ばなくても接続できるグッズがあるので、これを持っておくのも良いですね。
ボクもよく使っています。
簡単な事もそうですが、何より素早くセッティングできるのが嬉しい!
ロッドのガイドは通る事が出来ないので、油断すると穂先のガイドに接触してしまいガイドを痛めてしまうので、その点だけ注意が必要です。
(何度かやってしまったので…)
まとめ
以上、リーダーを結ばなくてもちょい投げはできるというお話でした。
そもそもpeラインを使わなければ、リーダーの事とか考えなくてもいいんじゃないの?
その通りです…
でもね、やっぱりちょい投げにはpeラインが断然オススメだよ!
別のページでもご紹介しているのですが、ちょい投げをするときは初心者でも関係なくpeラインを使った方がいい!
とボクは思います。
ちょい投げって、プルプルっとした魚の反応をダイレクトに感じれる所に醍醐味があると思います。
その為にはどうしてもpeラインが必要なんですよね。
もちろんナイロンラインでもちょい投げは楽しいですが、peラインだと格別の面白さがあるんです!
しかし一般的にはpeラインを使うとなると、どうしても「リーダーを結ぶ」という作業も考えなくてはなりません。
「peラインを使いたいけど、リーダーの結び方が分からないからなぁ…」
と考えてpeラインを使わないままでいる方がもしいたら、すごくもったいない!
と思い、このページでリーダーの必要のないセッティングをご紹介させて頂きました。
いずれリーダーは結べるようになった方が良いとは思いますが、まずは細かい事は考えず、気楽にちょい投げを楽しんでみましょう!