タックル

本当に釣れるのか…?「謎のあんこう」をちょい投げで使ってみた

※この記事にはリベンジ記事もありますので、よろしければそちらもあわせてご覧下さい!

「謎のあんこう」を使った釣り、リベンジ!「謎のあんこう」を使ったちょい投げでの釣りの記録です。シロギスを狙います。...

先日、釣りの仕掛けを購入するために訪れた近所の釣具屋さん。
投げ釣りのコーナーを見て回っていると、箱に入った見慣れない仕掛けに目が止まりました。

その名も「謎のあんこう」

釣り仕掛けのメーカー「SASAME(ささめ)」から出た新商品のようです。

いわゆる普通の投げ釣り仕掛けとは明らかに違う雰囲気で、投げ釣りコーナーの中でもひときわ異彩を放っている商品。

「なんだこれ…」と思い、手に取ってよく見てみる事に。

カラフルな色のチョウチンアンコウが入っていて、いわゆる「ちょうちん」の部分に針が付いてる…

説明書きが書いてある裏面をチェックしてみると、どうやら「ちょうちん」となるの針の部分に青イソメ等の餌を付けて、それで魚を釣る!という仕掛けらしい。

「斬新だけど、こんなあからさまな仕掛けで本当に釣れるんだろうか…」
と思いつつも、今まであまり見た事のないデザインの釣り具に結構惹かれる自分。

他の記事でも書いたのですが、僕は釣り具を集める事が大好きで、デザインの良い釣り具や面白い釣り具を見かけたりすると、あまり使う機会が無いような物でもなんとなく買ってしまいます。
で、仕事の机の上に飾ったり、自宅の釣り具置き場に飾ってみたり。

「謎のあんこう」に関しても、裏の説明書きにこんな事が書いてありました。

机にセットして、って書いてある…
確かに置き物っぽいデザインだけど。

色々と謎の残る不思議でインパクトのある釣り仕掛けですが、面白いデザインとコンセプトにがっつり惹かれ、早速一匹購入する事にしました。

もちろん置物として使う前に、まずは本来の「ちょい投げ釣りの仕掛け」として使用してみる事にします。

海に連れていった

早速「謎のあんこう」を購入した次の週末、海釣りへと行く事にしました。
僕がちょい投げ釣行をするのによく行く場所、静岡県の熱海市まで向かう事に。

途中、海沿いを走りながら漁港や堤防に目を向けると、週末だけあってどの釣り場も釣り人の方で賑やか。
途中の釣具屋さんに聞いてみた所、最近はシロギスやクロダイの釣果もなかなか上がってきているようです。
これは期待出来る!

…しかし、熱海に到着してみて呆然。
最近、台風が通過したのでその影響からなのか、潮がだいぶ濁っています。

基本的に潮が濁っている時は、あまりちょい投げには向いていません。

シロギスなどの魚は潮が濁っていると警戒心が高まってしまったり、餌自体を見つけにくくなる為、釣果がガクッと落ちてしまう傾向があります。

逆に「ゴンズイ」という夜によく釣れる毒魚は濁り潮になると、日中でも釣れるようになってしまい、これが非常に厄介。
(あえて狙う方がいらっしゃれば、好都合ですが…)

…という絶体絶命な状況の中、やむを得ず釣りを始める事に。
堤防は人が多く釣りが出来なそうなので、比較的空いていた近くの砂浜から投げる事にします。

まあゴンズイでも釣れればいいか、くらいの軽い気持ちでいこう…

説明書きをみると、謎のあんこうの重さは30グラム
オモリで言うとぴったり8号ですので、ちょい投げとしてはちょうどいい重さです。

ちょい投げ用のルアーロッドと、pe0.6号の道糸・フロロカーボン2号のリーダーを巻いたリールのセットで早速釣り開始です。

餌に買っておいたジャリメを付けて、第一投。
飛行中、あんこうの動きにややブレはあるものの、1.8m程度の短いロッドで、フルキャストではなくても60m程度の飛距離は出るようです。

今の時期ならば、砂浜からのキャストでもシロギス等は十分狙えそうな飛距離は出ます。

海底であんこうのちょうちん部分がゆらゆらと揺れ、それが魚への誘いになるのかも?と思ったので、あえて仕掛けは動かさず置き竿で待ってみる事に。

…それにしても潮が濁って波が茶色になっている。
この状況では普通に投げ釣りをしたって、あまり釣れる気がしません…
謎のあんこうにとってはかなり不利な状況の中の釣りとなってしまいました。

波も少し高く、あんこうがちょっと横に流され気味になってきたので、回収してみる事に。

…あれ?餌が取られてる?
特に何の反応もなかったのですが、餌が綺麗に無くなっていました。

何らかの餌取りの仕業かもしれないけど、しっかり餌は食べてくれたようです。

「もしかしたら釣れるかも!」
と期待をしつつ、その後も2時間程度キャスト、置き竿、回収を繰り返しますが、全く何の反応もありません。
餌を取られたのも一投目だけで、あとはずっとそのままの状態で戻ってきてしまいます。

やむを得ず「謎のあんこう」を一旦中止して、普通の投げ釣りで狙ってみますが、案の定、こちらも何の反応もありません…

今日はやはり状況が不利だったのか、何の釣果もなく投げ釣りを終了する事に。

結局「謎のあんこう」では何も釣る事ができませんでした。

残念な釣行に

「謎のあんこう」を使っての釣りを2時間。
通常の投げ釣り仕掛けで狙う事2時間。
計4時間の投げ釣りを行いましたが、結局釣果0で引き上げる事となりました。

海の状況が悪く、ちょっとこの状況で検証をするには無理がありましたね…

10月に入り、様々な魚がちょい投げでも狙う事ができる、投げ釣りには最高のシーズンを迎えます。

このシーズン、しばらくの間この「謎のあんこう」を持参して、ちょい投げをしばらく試してみます。
何か釣れたら、再度ここで記事を書こうと思います。

なんとかこの「謎のあんこう」で釣果を得たい…
あんこうのちょうちん部分に魚が付いている絵を見てみたい…!

「釣れそうな仕掛けかどうか」という事を超越して、
「この仕掛けでなんとか釣ってやりたい!」という気持ちにさせられる。
とても不思議な釣り仕掛けですw

終わりに

なんの魚の写真もない、残念な記事になりそうなので最後に…

熱海からの帰宅中、「テトラでの穴釣りや根魚狙いのルアーなら、あまり潮の濁りも気にならないだろう」と思い、帰りがけに立ち寄った場所で穴釣りとルアーをやってみました。

「謎のあんこう」のちょい投げで使ったタックルに、そのままルアーやブラクリをセッティングしてテトラ付近を攻めてみます。

小さいながらもオオモンハタやカサゴがちょくちょく掛かり、根魚はだいぶ活性が高かったようです。
今日はこっちの釣りの方が良かったみたいですね…w

「謎のあんこう」もブラクリや、ワームを付けてリグ的に釣る方法が良いかもしれないですね。
次の釣行でも、その辺りを含めて調査してみたいと思います。

次こそ頑張ろうぜ!

「謎のあんこう」公式ページ

※その後、リベンジをしてきました。

「謎のあんこう」を使った釣り、リベンジ!「謎のあんこう」を使ったちょい投げでの釣りの記録です。シロギスを狙います。...
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