タックル

ちょい投げ釣り仕掛け、色々使ったけど「立つ天秤 スマッシュ」が今の所ベスト

僕は投げ釣り全般が大好きで、砂浜から遠投をする投げ釣りや、堤防からのちょい投げなど、場所に合わせて様々な投げ釣りをします。

特にちょい投げに関してはその手軽さが大好きで、僕は小さな頃から週末は堤防や河口に向かい、毎週のようにちょい投げをして遊んでいました。
(その頃は「ちょい投げ」という言葉自体はまだ無かったけど)

今でもちょい投げは大好きで、仕掛けを買うために釣具屋さんによく行くのですが、昔と比べると今のちょい投げのグッズは本当に沢山あります。
天秤とハリがセットになった仕掛けはもちろん、最近はハリに付ける擬似餌までセットになった仕掛けもあるし・・・

僕は割と新しい物好きなので…
新作のちょい投げ仕掛けが出る度に色々と試してきました。
どれも良く出来た物が多いのですが、その中でも特に僕が気に入って、ちょい投げをする際にほぼ必ず使う天秤があります。

それが、ハヤブサから出ている「立つ天秤 スマッシュ」です。

ちょい投げをする時は、いつもこの立つ天秤 スマッシュを釣り具入れに3,4個くらい入れておいて、場所や状況に応じて重さを変えて使用しています。

ここでは僕がオススメする「立つ天秤 スマッシュ」について、その使いやすさと利点などについて細かくお話ししてみたいと思います!

ちょい投げの「立つ」ブームについて

上の方でも少し書いたのですが、昔と比べると今のちょい投げ仕掛けって本当に種類が豊富です。

20年以上前のちょい投げ仕掛けといえば、小さなキス天秤に5号程度のナス型オモリを付けるの主流・・・
というか、ほぼそれ一択しかない状態でした。

うめまる

ちょい投げ専用の仕掛けって、昔は無かったの?

たけ

投げ釣り仕掛け用の天秤は20号〜30号とか、ちょい投げで使うには重過ぎる物しかお店に置いてなかったと思う。
ちょい投げ釣り自体は昔から人気だったんだけどね。

時代も進み、最近ではちょい投げが定番の釣りとして浸透しつつありますが、10年くらい前からちょい投げ仕掛けが急激に進化してきたように思います。

その進化の一つとなるのが、昨今のちょい投げ仕掛けの「立つ」ブーム

今では「仕掛けが立つ」系のアイテムは各メーカーから色々と出ていますが、ボクの記憶が正しければ、これは立つブームの火付け役となった「立つ天秤 スマッシュ」の影響が大きいのかなと思います。

立つ天秤 スマッシュについて

ハヤブサから出ている「立つ天秤 スマッシュ」
非常に人気のある仕掛けで、上州屋などの少し大きめの釣具屋さんの投げ釣りコーナーに行くと、必ずと言っていいほど置いてあります。

釣り具っぽさがあまり無く、スッキリしたデザイン。
投げ釣り用の仕掛けというと、正直やぼったいイメージもあるのですが、立つ天秤スマッシュはその中でもかなり洗練されたデザインです。

これが発売された当初は特に、洗練された投げ釣り用の仕掛けという物はほとんど無かったので、釣具店でも一際目を引く存在であったのを覚えています。

そして、その独特な形状は非常に機能的。
立つ天秤スマッシュの一番大きなポイントとなる「立たせる」ための形状をしています。

海底で立つ!仕掛けが漂う!

立つ天秤 スマッシュ」を海へ投入すると、オモリから見てアームが上部を向く(仕掛けが立つ)ので、仕掛けが海底より少し上を漂う、という作りになっています。

これによって、「ゆらゆらと海中を漂う餌が魚へ強くアピール出来る!
というのが、立つ天秤スマッシュの大きなポイントです。

うめまる

でも、天秤が立つのってそんなに大事?あまり変わらないようにも思えるけど・・・

たけ

それが結構大事。魚へのアピール力だけじゃなくて、いろんなメリットがあるから。
下で詳しく説明していくね!

立つ天秤 スマッシュを使ってみた

実際に堤防へ行って、立つ天秤を使ってみました。

割とコンパクトな天秤なのでアーム部分も非常に短く、キャストの際に仕掛けが絡まりやすいかも?
という心配もありました。

しかし何度使用しても仕掛けが絡まったりする事はなく、トラブルやストレス無く快適に釣りができる天秤のようです。

仕掛けの重さも、3号〜20号まで幅広くラインナップされており、使用するロッドに合わせて重さを選べるのも良いですね。

うめまる

何号が一番使いやすかった?

たけ

ちょい投げで一番使いやすいのは5号。それか7号かな。
大抵どんな竿を使用しても投げられる重さだし、バスロッドやコンパクトロッドでは特に投げやすい号数だから、使い勝手はバツグン!

7号を使って、23.5cmの大物キス。このくらいのサイズでも釣れます。

海中で仕掛けが立つ(アピール力が強くなる)ことによる恩恵は非常に大きいらしく、シロギス、メゴチ、ハゼ、カワハギなど、立つ天秤スマッシュを使用すると、一般的な投げ釣り用の仕掛けよりも「よく釣れてくるな」という感覚を受ける場面は多いです。

実際シロギスは、全くの海底ではなく海底から少し浮いた場所を泳ぐ魚で、仕掛けを漂わせる事によって効率良くアピールが出来る、という効果も期待できそうですね。

それ以外の様々なメリットも、以下にまとめてみました。

「待ち」の投げ釣りでも、ある程度アピール力を持続させられる万能さ

ちょい投げ楽しみ方には2種類あります。
一つは、仕掛けを投げた後にゆっくりリールを巻き、仕掛けを動かす事で魚にアピールする釣り方。
もう一つは、仕掛けを投げた後はリールを動かさず、その場に放置して魚が釣れるのをじっくり待つ釣り方。
(後者は「ぶっこみ釣り」とも言われます)

当然、仕掛けは動かした方がアピール力は高いのですが、立つ天秤スマッシュは仕掛けを動かさずに放置していても、仕掛けが立つことである程度のアピール力を持続させる事が可能です。
(もちろん仕掛けを動かす釣り方でも問題なく使えます)

また、釣り場によっては海底の障害物(海藻や岩)が多く、仕掛けを動かす釣りでは根がかりが心配な場所もあります。
そんな時でも、仕掛けを止めてもアピール力を発揮できるのはありがたいです。

仕掛けを動かす投げ釣り。動かさずに待つ投げ釣り。
それぞれの釣り方に合った天秤や仕掛けなどもあるのですが、立つ天秤スマッシュはそれ一本で、どの釣り方でもパフォーマンスを発揮させる事ができる仕掛けです。

どちらの釣り方であっても「これ一個あれば!」という仕掛けは非常に便利で、立つ天秤スマッシュはとりあえず持っていこう、という感じでタックルに忍ばせておけるアイテムだと思います。

餌取りを避け、本命を狙いやすい

ちょい投げをする時に厄介なのが「餌取り」の存在。
小さなカニやヒトデ、ウミケムシなどの餌取りが多い場所では、仕掛けを放置しているとあっという間に餌をとられてしまいます。

海底に餌が接地してしまう事によって、海底を移動するヒトデやウミケムシなどの餌取りから狙われてしまうのが原因です。

その釣り場の流れの速さなどにもよるのですが、立つ天秤 スマッシュを使用し、仕掛けを漂わせる事で、ある程度の餌取りから餌を守る効果はあるようです。

うめまる

ホントに?餌取りを避けられるのは嬉しいけど、そんなにうまいこといくのかなあ・・・

たけ

釣り場にもよるから100%ではないよ。でも、効果のある釣り場では結構ハッキリと差が出ると思う。
もし餌取りがヒドい釣り場があったら、試しに使ってみると良いかもしれないね。

以前、とある堤防、ヒトデが頻繁に釣れてしまう釣り場で投げ釣りをした事があります。
通常のL型天秤をしばらく使っていたのですが、立つ天秤スマッシュに仕掛けを変えたら、ヒトデを全てを避けられた訳ではないけど、掛かる数が半分ほど減ったという事がありました。

完全に避けるのが難しいのが餌取りなのですが、ある程度その影響を抑えられる事で、本命が釣れるチャンスを長引かせる効果は期待できそうです。

他の天秤と比べて、海底のゴミを拾いにくい(根掛かりしにくい)

立つ天秤スマッシュを使うと、仕掛けが海中を漂う。
と前述しましたが、これによってもう1つ恩恵があります。

ちょい投げ仕掛けを投入してしばらく放置すると、海藻などのゴミが釣り針に引っかかっている事がよくあります。
これは海底にある海藻が、同じく海底に置いた釣り針に引っかかってしまう事が原因です。

釣り針に海藻がついている状態で放置しても、たとえ餌が付いていたとしても魚が食ってくる事がありません。
立つ天秤 スマッシュを使うと、針を海中に漂わせる事で、少しの違いですが海底のゴミを拾う頻度を少なくする事が出来ます。

たけ

そもそも海藻が多すぎるような釣り場では、あまり関係ないんですけどね・・・

海底に釣り針が設置しない事で、根がかりなどのトラブルもある程度回避出来ます。
というか、恩恵としてはこちらの方が大きいかもしれないですね・・・

コンパクトになる仕掛けってありがたい・・・!

色々とメリットをご紹介しましたが、個人的にはこれも非常にありがたい・・・
立つ天秤 スマッシュ、折り畳んでコンパクトにする事が出来ます。

ただでさえ堤防釣りっていろんな仕掛けを持って行きたくなって、荷物が多くなりがちです。

うめまる

いろんな釣りの仕掛けを持っていきたい!
でも荷物多くなるのはイヤ!

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わかるわかる!
あれもこれも、って色々持っていきたくなっちゃうんだよね。
で、タックルボックスの中はいつもゴチャゴチャ・・・

いろんなものを用意するので、いつも散らかり気味な釣具。

投げ釣りに関して言うと、例えばL型天秤。
これって使用するために一度アームを開いてしまったら、もう戻したりしてはダメなんです(金属疲労で折れちゃうので)
なので、2回目から使用する投げ釣りの天秤って結構かさばるんですよね・・・

天秤は重さ別でいくつか用意したいので、これを何個も用意していくと、あっという間に釣具入れはゴチャゴチャに。

しかし「立つ天秤 スマッシュ」はこのコンパクトさ。

ポケットに入れておいても全く気にならないくらい。
上の方でも書いたのですが、投げ釣りには“これ一個で済む”立つ天秤 スマッシュ。
重さ別&予備用で何個か持っていくだけで、あとは針さえ用意すればちょい投げするには十分です。
タックルボックスの端っこに忍ばせておくだけでOK。

「エギングの合間にちょっとちょい投げも・・・」とか、
「サビキ釣りの釣れない時間にキスも狙おう!」とか、

そんな時の為に、常に持っていけてサッと出せる仕掛けって重宝するんですよね。

ちょっとしたデメリットについて

以上、立つ天秤 スマッシュについてのメリットをいくつか紹介してきました。

褒めっぱなしなのもちょっとアレですので・・・
使っていてちょっと気になる部分も書いていこうと思います。

とはいえ、長年使っていて致命的に気になる部分は特に無いんですけどね。

長すぎるハリスの仕掛けは使いにくい

写真はちょっと極端な例なのですが・・・
立つ天秤 スマッシュのアームは短いので、2m近くあるような、本格的な天秤で使用するような仕掛けを使うとさすがに絡みやすいです。

個人的にはハリスと針は別で買って、自作する!というのをお勧めしたいですが、市販の物を選ぶのならばちょい投げ用の短いものを使用した方が良いです。

うめまる

どのくらいの長さの物だったらいいの?

たけ

市販のちょい投げの針だったら、よく売ってるのは1m前後とか。
そのくらいの長さの物だとすごく使いやすいし、トラブルも少ないよ。
50cmくらいのもっと短いハリスの仕掛けもあって、こういうのもすごく扱いやすいからオススメ!

塗装が取れやすい

これに関しては別に気にしなければ良い、という問題なのかもしれませんが、完全な砂地以外の場所で使用すると割とすぐに塗装が取れます。
堤防などで使用すると特に。
割と道具を綺麗に使っていきたい自分としては、ちょっと気になるポイントです。

写真、手前にあるスマッシュは堤防で2日間使用した物です。

とはいえ、仕掛けを回収する時に堤防の壁に打ち付けてしまったりする事もあるので、丁寧に使わない自分のせいでもあるんですけどね・・・

ぜひ使って欲しい「立つ天秤 スマッシュ」

以上、立つ天秤 スマッシュについて紹介しました。

今まで色々なちょい投げ仕掛けを使用してきたんですが、今の所はコレがベストな仕掛けかなと思います。

うめまる

で、なんでこんなにオススメしてるの?
ハヤブサさんからお金でももらってるのかい?

たけ

ハヤブサさんは特に関係してません・・・笑
僕の個人的な、ただの「立つ天秤 スマッシュ」愛の記事です!

シーバスロッドやエギングロッド、コンパクトロッドでのちょい投げをするには特に、立つ天秤 スマッシュは非常にオススメな仕掛けです。

ちょい投げだけをするのが目的の釣りにももちろんなのですが、ルアー釣りやサビキ釣りをする際に、少しだけちょい投げも・・・という時に、コンパクトに持っていける立つ天秤スマッシュは非常に重宝します。

仕掛けを動かさずに放っておいてもアピール力はありますので、メインの釣りとは別に、サブの釣りとしてちょい投げ仕掛けを放置しておいても釣果が期待できるのが良いところ。

ちなみに立つ天秤と針がセットになった仕掛けも売っています。
シロギスやハゼなども狙える汎用性のある物なので、はじめはコレを買った方がお手軽でいいかもしれませんね。

是非ちょい投げのお供に、この「立つ天秤 スマッシュ」を使ってみてください!

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