新型コロナウイルスの影響も心配で、
海釣りに行くのを我慢している時期が半年ほど続いていた。
(近所の川釣りにはちょこちょこ行っていたけど)
7月18日の土曜日、家族からの了承も得て、久しぶりに車中泊をしながらの海釣りに行くことに!
本当はワクワクし過ぎて居ても立ってもいられず、前日の夜中から出発したんだけどw
本当に久しぶりの海釣り。
いつもの伊豆方面に向かおうと思っていたけれど、毎年、この時期になると伊豆方面の観光地はどこも激混み。
それは釣り場も例外ではなく…
「さすがに混んでる場所に行くのはちょっとなあ」と思い…
出発する直前に、目的地を新潟に変更する事に。
新潟は伊豆と比べ、釣り場が多く広い印象がある。
(とは言え、立ち入り禁止や釣り禁止の区域も多いので下調べは必須だけど)
「どこかの釣り場は空いてるだろう!」と、割と安易な考えで出発する事に。
シロギスや青物を狙いたいので、カゴ釣りと投げ釣りのタックルを車に積み、新潟まで出発!
糸魚川市、親不知ピアパークに決定
新潟には何度も釣りに行っているけれど、一度は釣りで訪れてみたい場所があった。
それは糸魚川市にある「道の駅 親不知ピアパーク」。
ここで釣りをした事だけは一度もない。
昔、バイクで北陸を旅していた時によく行っていた場所で、大好きな道の駅。
名物の「たら汁」も食べられるし、新鮮なカニや魚なども買う事が出来る。
何より、海の眺めが本当に最高!
全国色々な場所へ旅をしたけれど、ここ「親不知ピアパーク」はトップレベルで好きな道の駅。
海水浴シーズンは混む場所なんだろうけど、ギリギリ海水浴場オープン前。
広い場所だし、釣り人もそれほど居ないイメージもある。
そして何より「何も釣れなかったらここで魚を買って帰る」ということも出来るし…w
AM5:00到着 釣り開始
朝方に「親不知ピアパーク」へ到着。
僕は子供の頃、遠足の前日は寝られない性格で、大人になっても旅行や釣りの前日はソワソワしてしまう。
そんな精神年齢の低さなので、当然今日も久しぶりの海釣りを前に寝られる訳もなく、駐車場に車を停めていそいそと準備をして浜に出発。
新潟県の糸魚川市付近の浜は、砂利浜が多いのも特徴。
僕の故郷の海やいつも行く釣り場は全て砂浜なので、砂利浜がとても新鮮に感じる。
足も汚れにくいので、砂浜より好きだし、砂利浜は急深サーフ(波打ち際から急に深くなる浜)が多く、カゴ釣りなどのウキ釣りもしやすい場所。
到着後まわりを見回すと、遠くにシロギスを釣っている方が一人居るくらいで、予想通り釣り場は非常に空いている状態。
一安心しつつも、早速カゴ釣りを開始した。
餌撒きを兼ねて、こまめにキャストと回収を繰り返すが、魚の反応は無く、毎回餌は取られずにそのまま戻ってくる。
そしてそのまま2時間が経過…
反応が無いまま朝マヅメも終わってしまい、もしかしたら今日は厳しい戦いになるのかも…と思っていた矢先、ウキが素早くシュッと沈む。
久々の感覚に、感動と焦りの気持ちが半々の状態でw
アワセを入れると、結構な強い引き。
グングンという特有の引き方とこの重量感。
釣れたのはやはりクロダイ!
大きさは46cm。
普段は投げ釣りでシロギスなどを狙うのが好きな自分。
たまにやるカゴ釣りで、大物が釣れるとやはり焦ってしまう。
とは言え、久々の海釣りで釣れたのがコイツだなんて、本当に幸先がいい!
やっぱり新潟に来て本当に良かった…
AM8:00 次の大物がヒット
時期的な物もあるのだろうけど、エサ取りが居ないらしく仕掛けを回収しても付け餌は毎回戻ってくる。
普段、カゴ釣りをするのは伊豆地方の地磯ばかりだが、伊豆でのカゴ釣りはエサ取りの小魚に悩ませられる事が多く、厳しい状況に置かれることが多い。
そんな事もあって、ここでのカゴ釣りは非常にやりやすい。
餌が取られずに戻ってくる事に一安心してしまう。
早めの回収とキャストをしばらく繰り返していると、急にウキがシューッと斜めに引っ張られながら入っていく。
青物系が掛かったかな?と思いアワセを入れると、結構な強い引き。
グーっとした青物特有の、横への引き方。
これは絶対にバラしたくない!と思いながら慎重にやりとり…
釣れてきたのは、
44cmのヒラマサ。
(恥ずかしながら、家に帰るまで「イナダ」だと思い込んでいたw)
時期も良かったのだろうけど、本当にいい釣りが出来た。
ただ、朝マヅメも外してしまい、潮があまり動いていない時間に釣れてきた事も考えると、単純に運が良かっただけ、かもしれない。
とは言え、満足する釣りが出来た。
AM11:00 場所移動
その後、餌が尽きるAM10:30までやってみたが魚の反応は無し。
ここでカゴ釣りは終了。
親不知ピアパーク。ずっとやってみたかった釣り場でとても良い釣果を上げられて本当に良かった。
今日の釣果はもう十分!
という気持ちもあったけど、今日本当にやりたい釣りは他にあった。
車を海沿いに東へ走らせながら、場所を移動して次の釣り場を探す事に。
車を停められるスペースと、良い感じの砂浜を発見し、ここで竿を出す事に。
どうやら海開き直前の海水浴場らしい。
PM0:00 投げ釣りスタート
投げ釣り師が2人ほど入っていたので、ちょっと離れた場所から自分も釣りスタート。
今日本当にやりたかった釣りはコレ。
初めて出す竿「キャスティズム」を使ってのサーフでのシロギス釣り。
春になり初めの3月、思い切って買っていた釣り竿。
サーフでの投げ釣りや地磯でのぶっこみ釣りに使おうと思っていたのだけど、すぐに訪れたコロナの影響での外出自粛。
買ったばかりの「キャスティズム」。
使う機会に恵まれないまま4ヶ月の月日が流れ、ついに使う時が訪れた!
「だったらカゴ釣りよりも先に投げ釣りやれよ」と言われそうだけど…w
(カゴ釣りはカゴ釣りで朝のうちにやりたかった)
記念の第一投。
やっぱり振り出しと違って並継竿は軽い。
振り出し竿の重さに慣れてしまっているから、急に並継竿を使うとキャストのタイミングがちょっとずれてしまう…
でもその軽さにはやっぱり感動。
振り込みもモッサリとした動きにならないし、今回使用したのは数時間だが、丸1日使っても腕の疲れがキャストに影響しにくいと思う。
5色弱(120m)程投げてゆっくりと引いていくと、10m位引いた所で反応アリ。
しかもシロギスにしてはちょっと大きめの当たり…
プルプルッ、という当たりではなく、ブルッ、ブルッ、という強めの引き。
新潟で釣るシロギスってちょっと小さめのイメージがあったので、
「シロギスじゃなくてベラがかかったかな…?」と思いながら回収してみると…
デカイ…
一番大きいのは23cm。
嬉しいけど、3匹付いている事に気付けなかったのはちょっと悔しい…
あと、新潟のシロギスを侮ってごめんなさい…w
しかし、最初の3匹が嘘だったかのように、2投目からは当たり無しの連続。
こまめに浜を移動しながら探るように投げ、1匹ずつのピンギスをちょこちょこ釣り上げる。
計7匹。
2時間ほど投げ釣りを楽しんだ所で終了。
というか、あまりの眠さにギブアップ…
ちょこちょこではあるものの、大きなシロギスを釣る事が出来た。
あと何よりも、おニューの「キャスティズム」を使えた事に満足。
いい釣りが出来た・・・良かった・・・とフラフラになりながら車に戻り、夕方まで仮眠をする事に。
PM5:00 釣り終了
夕方に起床。
お腹も空いたし風呂にも入りたいので、いつも行っている道の駅「うみてらす名立」まで行く事に。
「うみてらす名立」は、新潟へ釣行する際にはほぼ必ず寄る場所。
何よりも入浴施設があるのが嬉しい。
お風呂も大きくサウナもあり、露天風呂もある場所。
釣りが終わった後のサウナって格別なんだよなあ…
食事処もあるし鮮魚も売っているので、観光や食事をするにも最適。
(食事処は確か閉まるのが早かったかも?)
またこの道の駅は宿泊施設もある。
休日はいつも満室なイメージがあるけれど、一度は泊まってみたい…
うみてらす名立に到着。
早速食事処でご飯を食べ、お風呂に入って、サウナ…は入りたかったけど密な場所なので諦めたけど、充実した気持ちで車まで帰還。
本当は「今日はここで車中泊!早くに寝て早起きして、そして次の日も釣りをしよう!」と思っていた。
しかし、
・仮眠したので眠くない
・釣りには既に満足
・嫁に釣果を見せたい
・これ以上釣っても食べきれない
以上の事を考えて、今夜は車中泊はせず、そのまま高速道路に乗り自宅に帰る事に…
時々サービスエリアでちょっと仮眠を取りながら、朝方帰宅したのでした。
釣果
・クロダイ:46cm
・ヒラマサ:44cm
・シロギス:〜23cm、7匹
ヒラマサは刺身に。
黒鯛は煮付け、キスは天ぷらにして食べた。
久々の海釣り。とても楽しく釣りをする事が出来た。
しかしコロナウイルスの影響が心配で、投げ釣りの釣り場を探すのにも一苦労だった。
(先客のいる砂浜を幾つかパスしていた)
食事やお風呂も、なるべく人に近付かないようにしていたので、ちょっと気苦労はあったけれど、とても楽しい旅になった。
車中泊の旅だったのかは微妙だけど、駐車場で仮眠も取ったし、広義では「車中泊の旅だった」という事で…w
次に釣りに行けるのはいつだろう。
先がなかなか見えない状態だけど、次行く時には晴々と気持ちよく釣りが出来るようになっているといいなあ。