2020年も終わりに差し掛かった12月下旬。
今年の釣り納めに・・・と思い、真鶴まで釣りに行こうと決めた。
12月の真鶴は根魚やカワハギをはじめ、ブダイも釣れだす時期。
またメジナも良型のサイズが釣れはじめるので、磯は釣り人でかなり賑わってそう。
メインは「ブッコミ釣り」をするのが目的だけど、久々にフカセ釣りもしたい気持ちもあったので、行きつけのあおき釣具店にコマセの解凍をお願いする事に。
ブッコミとフカセ、両方のタックルと仕掛けを用意していたら大変な荷物になってしまった。
こういう風に欲張った釣りをする時って、よい釣果を得られた記憶がほとんどないんだよなあ・・・(笑)
と思いつつも、荷物をたっぷり積んで出発する事に。
夜の11時に自宅を出て、あおきでコマセを受け取り、真鶴に到着したのが午前1時。
夜から朝マヅメまではウキフカセをしようと決めていたので、仮眠もせずそのまま釣りを始める事にした。
AM1:30〜
磯から一番近い番場浦駐車場に車を停めて、ヘッドライトの明かりだけを頼りに磯まで降りていく。
夜の磯は、釣り以外の楽しみ方がもう一つ。
磯場のタイドプールでは、昼にはなかなか見れないいろんな生き物が見れる事がある。
結構な大物がタイドプールで泳いでいたりして、それを観察したりするのも凄く楽しい。
タコなんかはちょくちょく見かける。
ちなみに今日はミノカサゴがすぐ手前で泳いでいた。
ヒレの色が少し変だから弱ってるのかも・・・
でも帰り際にもう一度見に行ったら居なくなっていた。
そう言えば何年か前に、この辺りのタイドプールに大きなイワシの群れが泳いでいた事もあった。
夜のタイドプール観察だけでも、朝まで飽きずに楽しめそう・・・
AM2:00〜
番場浦海岸から10分ほど歩き、真鶴ではおなじみの磯「カワウソ」に到着。
大人気の磯なので、早朝に来ても入れない事も多いのだが、この時間の先行者はゼロだった。
比較的釣りをしやすい一番東側の釣り座で始める事にした。
夜写真を取ろうとしたが真っ暗だったので、昼に撮った写真。
ウキフカセの準備をしてさっそくスタート。
・・・したのだが、とにかくハタンポ?のような魚とネンブツダイが良く釣れる。
投げ釣りに関しては十何年かはやってきているのだが、ウキフカセに関しては経験が浅く、なかなかコツを掴めない。
上手い人はこんな中でもメジナを釣り上げるのだろうか・・・
と思いながら釣りを続けていると、今までとは違うゆっくりとウキの沈む当たりが。合わせを入れてみると、結構な強い引き。
「やっと来た!」と興奮して上げてみると、
お前か・・・
サイズは41cm。
とは言え、ヘタクソなウキフカセ釣りではあるもののせっかく釣り上げた大物ではあるので(笑)持ち帰る事に。
タカノハダイ、美味しくないとよく言われるけれど、僕が今まで食べたタカノハダイは身が引き締まっていて脂も適度に乗っていて、どれも非常に美味しかった。
個体差もあるのだろうけど、大きい物が釣れたら持ち帰るようにしている。
鱗が硬く、捌くのに一苦労するけれど。
その後はハタンポや小さなカサゴばかり、そして朝マヅメも外してしまったので・・・
7時頃、ウキフカセを終わりにして投げ釣りに切り替える事にする。
AM7:00〜
朝日が出て明るくなってきた頃、釣りに夢中になっていて気付かなかったが、カワウソは他の釣り人ですでに満員になっていた。
手前の方にも何人か、投げ釣りをしている釣り人が見える。
恐らくブダイを狙っているのかな?
仕掛けは市販の胴付仕掛けに、ギアラボの「ROCK」を付ける。
ROCK、ゴロタ浜ではほぼ100%の回収率だけど、磯場によってはROCKでも根掛かりしてしまうので、注意が必要・・・
今回の釣りでは根掛かりのロストは避けられたけど。
餌は自作のサバの切り身とイカの切り身。
予想していた通り餌取りの猛攻は中々激しく、付け餌綺麗に食べられてしまう。
そして、たまに大きな当たりが!と思ったら案の定ウツボ。
ここは本当にウツボが多い・・・
餌取りは主にベラ。
幾つかのベラは針を飲んでしまったので持ち帰る事に。
ポイントを変えながら投げ続け、いい当たりが来るのを待っていると、急にガツっ!とした気持ちのいい当たりが。
仕掛けを回収してみると・・・
ブダイ!
あまり大きなサイズではないけれど、今日一番嬉しい魚に出会う事ができた。
ブダイ、美味しいんだよなあ・・・
ちなみにその後ももう一匹ブダイをゲット。
こちらはちょっと小さいのでリリースする事に。
餌取りが多く、中々苦戦する釣りだったけれど、大好きな魚も釣れて非常に満足行く釣りが出来た。
12:00 釣り終了
12時頃まで釣りを続けたが、疲れもピークを迎えたので納竿する事に。
毎回思うけれど、クタクタの身体に番場浦駐車場への階段がホント辛い・・・(笑)
ちなみに番場浦駐車場、ちょっと前までは夏休みシーズンのみが有料だったけれど、今はシーズン関係なく常に有料となってしまった。
値段は1,000円。(2020/12/27現在)
ちょっと高いよね・・・
でも近くにある「ケープ真鶴」で2,000円分の食事や買い物をすると駐車場代がチャラになるので、ここで食事をする事に。
ちゃんと美味しい。でも食事も観光地価格。
なんだかなあ・・・(笑)
ご飯も食べ終わり、眠気も限界を迎えたので駐車場で仮眠。
夕方に起床し、そのまま帰宅。なんだかんだで家に着いたのは19:00になってしまった。
今回の釣果
タカノハダイ1匹。
ブダイ1匹。
写真には写ってないけど針を飲んだベラ3匹。
なかなかの貧しい釣果だなあ・・・
でも個人的に大好きな魚、ブダイが一匹釣れた時点でわりと満足。
ベラとブダイの半身、アラを鍋に。
ブダイの残りの半身を、皮を炙った刺身にしてみる事に。
やっぱり美味しい、ブダイ・・・
脂も乗っていて甘味があり、鍋にしてもいい出汁が出る。
タカノハダイの刺身も美味しかったけど、やはりブダイには負けるなあ。
それにしても、2020年はあまり釣りに行けなかったなあ・・・
たまに釣り場に行っても、他の釣り人がいない場所を選んだりと、結構気を使う事も多かった。
来年はもっと自由にのびのびと釣りができる1年になりますように・・・
一般的な投げ釣り用の竿よりも穂先が絶妙に柔らかく、磯ではブッコミ釣りのタックルとしてとても重宝しています。
とは言ってもコシが無い訳ではないので、サーフからの投げ釣りでもしっかりと飛距離を出す事ができ、万能竿としてはとても優秀です。
竿自体も軽く、キス釣りで1日使った後の疲労感が振出竿などのちょっと重めの竿と比べると全く違います。
特に真夏日の釣りでは、疲労度にはかなり差が出ます…w
次のシーズンはこれを使ってキャスラバにも挑戦したい。
投げ釣りをすると根掛かり必至となる磯で、投げ釣りをする際に必要不可欠となるオモリ。
根の激しい磯では100%の回収は不可能(1日中やって大体2本くらい?ロストはする)だが、ゴロタ浜での投げ釣りではほぼ100%の回収率です。
とは言え、値段も結構するので…(amazonで3本セットで購入すると、大体1本500円程)ROCKを使うか、捨てオモリを使った仕掛けにするかは人によって意見が分かれそう。
僕は毎回このオモリを使った胴付仕掛けで、地磯ブッコミをしています。
磯の投げ釣りでスムーズに仕掛けを回収出来るのはなかなか快感です。