ちょい投げしてみたい場所を見つけたんだけど、根掛かりが多そうな場所だから心配…
初めて釣りをする場所ってそれが心配だよねぇ
いろんな魚が釣れるちょい投げ釣り。
釣り場によって釣れる魚も全く違うので、いろいろな場所で試したくなりますよね。
初めて見つけた良さそうな釣り場。
「この場所でちょい投げしたら楽しいかも!」と思い試そうとしたものの、「根掛かりが多い場所だったらどうしよう…」と心配になったことはありませんか?
釣り場のまわりの地形や環境を見れば、
「ゴロゴロした石が多そう」とか「海藻がたくさん生えていそう」など、根掛かりしそうな場所かどうかはなんとなーく想像はつきますが、中には想像がつきにくい、わかりにくい釣り場もあります。
【堤防や漁港】
海底が砂地の場所もあれば、ゴロゴロした石やカキの殻が多い場所もあり、堤防や漁港によって海底のコンディションが全く違います。
【磯が近くにある砂浜】
目に見える場所は砂浜でも、海の中は石が多く点在している事があります。
またそういう所は海藻も多く生えているので、海藻に引っかかって根掛かり、というケースも多いです。
【川の河口付近】
地域によって違いますが、海に近い川の河口はカキの殻がたくさん沈んでいる事があります。
周りのテトラなどにカキの殻がくっついている場所は要注意!
海底の状況がよく分からないままちょい投げをするのって結構リスクが大きくて、一投目から即根掛かり→
そのまま仕掛けをロスト、なんて事は結構ありがちです。
おニューの天秤を一投目で根掛かりさせちゃって、そのままロスト…
って経験を何度した事か…
あっ、
聞いてるだけでもうツラい…
天秤を買うお金も馬鹿になりません。
経済的問題はもちろんですが、環境問題から考えてもなるべく根掛かりからの仕掛けロスト、という流れは避けたいもの。
とは言え、投げ釣りに根掛かりは付きもので、どうしても避けられないトラブルです。
そこで!
根掛かりが心配な釣り場でちょい投げをする時におすすめなのが「中通しオモリ」を使ったちょい投げ釣り。
非常にシンプルな仕掛けなので根掛かりの心配も天秤より少なく、また天秤よりも安いコストで仕掛けを組む事ができるので、お財布にも優しい釣り方です。
根掛かりしやすいかどうか分からない釣り場では、まず「中通しオモリ」のちょい投げを試してみる事をオススメします!
このページでは、「中通しオモリ」を使ったちょい投げ釣りの紹介と、そのメリットについて細かくご紹介していきたいと思います!
「中通しオモリ」とは?
中通しオモリとは、オモリの真ん中に糸を通すための穴が開いてあるオモリの事。
その名の通り、穴に糸を通して使用します。
いろんな形の物があるね
うん。でも使い方はどれでも一緒だよ!
中通しオモリには形によっていくつかの種類があり、また穴の部分にゴム管が付いている物がありますが、どれも使い方に大きな違いはありません。
なのでどれを使っても問題ありませんが、ゴム管が付いている『ゴム管オモリ』の方がラインに傷がつきにくく、ちょい投げで使うには向いています。
中通しオモリの使い方とメリット
中通しオモリを使ったちょい投げの仕掛けは、道糸にオモリを通して市販の仕掛けを結ぶだけ。
非常にシンプルな仕掛けです。
すごくカンタンな仕掛けだね!
でしょ?一度覚えればすぐ作れるよ!
竿はシーバスロッドやエギングロッドなどのルアーロッド系の物が使いやすいですが、リールを装着できる竿であればなんでもOK。
中通しオモリも、ルアーロッドで投げやすい重さのものであれば何号でも大丈夫です。
3〜5号程度の重さがあれば、30〜40m前後は十分飛ばす事ができます!
では、ちょい投げに中通しオモリを使用する具体的なメリットについて、以下に書いていきます。
天秤と比べて根掛かりしにくい!
ちょい投げに使うパーツとしてお馴染みの天秤。
道糸とハリスの間に天秤を入れることによって、仕掛けが絡むのを防ぐ役割があります。
しかしその複雑な形状から、どうしても根掛かりには弱い傾向があります。
「根がかりしにくいタイプの天秤」というのも売っているけど、それを使っても回避できない時もあるんだよねぇ…
ですが、中通しオモリのちょい投げ仕掛けは、天秤を排除した非常にシンプルな仕掛け。
天秤を使った時よりも、根がかりの数を大きく減らす事ができます。
でも天秤を使わないんだから、その分仕掛けが絡みやすくなるって事じゃないの?
思いきり力を入れて投げるようなやり方じゃなく、ちょいっと投げるくらいならほとんど絡む事はないよ!
遠くまで目一杯投げるのであれば天秤はどうしても必要なのですが、力を入れず軽く投げる程度ならば天秤が無くても仕掛けが絡むことはほとんどありません。
それでも5号程度のオモリを使えば30m前後は飛ばすことが出来るので、ちょっとした堤防や河口ならば十分!
ちなみにオモリの重さは軽ければ軽いほど、根がかりしにくい傾向があります。
近場を狙うのであれば、1〜2号程度の軽いオモリを使うと良さそうですね!
魚の当たりがダイレクトに手元に伝わる!
中通しオモリと使った仕掛けは、通常の天秤仕掛けと違いオモリ自体を仕掛けに結ぶ事がないので、道糸とハリスがサルカンを通して直接結ばれています。
これによって魚のアタリがダイレクトに伝わるので、魚が掛かった時のブルブルッっとした感触が手元に伝わりやすく、釣りの楽しさも倍増します!
最近の天秤には魚のアタリが伝わりやすい形状の物なども売られていますので、天秤=魚のアタリが伝わりにくいという事ではないのですが、このダイレクトに手元に伝わるアタリが楽しめるのは、中通しオモリを使った釣りの大きなメリットだと思います!
ちなみに道糸も、ナイロンラインよりpeラインを使った方がより魚のアタリが楽しめます!
コストが安い!
根がかりをしてしまうと、天秤も無くなってしまうのが心配でハラハラしますよね。
それこそ根がかりが多そうな場所では、怖くてなかなか仕掛けを投げられない…なんて事になりがちです。
しかし天秤と比べると中通しオモリはとても安く、コスパが良いです。
4,5本くらい入ってるのに、天秤1個の値段とあんまり変わらないねぇ
そう。だからコスパがとっても良いんだよ!
根がかり自体が天秤の仕掛けよりも少なくなる上に、たとえ根がかりをして仕掛けがロスト…という事になったとしても、コストが安いので天秤よりもダメージは少なくなります。
海底が複雑な形状で根がかりが怖い場所でも、思い切って攻めることができるというのは大きなメリット!
そういう場所にこそ、大物や高級魚って潜んでたりするんですよね。
ちょっと改造してブラクリ仕掛けにも!
中通しオモリの仕掛けの良いところは、ちょい投げだけではなくブラクリ仕掛けのパーツとしても応用できること。
ハリスを短くすれば、ブラクリ仕掛けとしても使う事ができます。
自分なりのパーツで改造なんかも出来るので、作る楽しさもあります!
簡単に作れて面白そう!
自作のパーツで仕掛けを作るのってすごく楽しいよ!
いくつか作っておいて、タックルボックスに入れておくのがオススメ!
自作の仕掛けで魚が釣れるとすごく嬉しいし、何より面白さが倍増するんです。
中通しオモリを使う時の注意点
以上、中通しオモリを使ったちょい投げ仕掛けのメリットをいくつかご紹介しました。
比較的カンタンで、ちょっと慣れれば誰にでも作る事ができる仕掛けですが、快適に扱うために幾つか注意点があります。
ここでは注意する点についてご紹介していきます!
市販の投げ釣り仕掛けを使うときは”長さ”に注意!
基本的には、市販の「一本針仕掛け」を使うことを前提としていますが、よくある「投げ釣り用の仕掛け」を使う事もできます。
ただ、市販の仕掛けを使う際は要注意!
ハリスがあまり長いと仕掛けが絡みやすくなってしまいます。
あまりに長いハリスだと、さすがに天秤が必要になっちゃいます!
丁寧に優しく投げれば絡む可能性も下がるのですが、それでも50cmくらいの短い仕掛けが丁度良さそう。
オススメなのは、ハヤブサさんから出ている「早掛キス 超ショート」。
短いので使いやすく、中通しオモリの仕掛けとは相性が良いです。
「ライトショット 投げキス 瞬速」も使いやすく、クオリティが高いのでオススメです。
でもやっぱりオススメしたいのは一本針!
コスパも良く使いやすいので、一本針の仕掛けも試してみてください!
ちなみに針の種類はなんでもいいの?
うん!なんでも大丈夫だよ。
でもオススメなのは袖針と、あとキス針!
まとめ
以上、中通しオモリを使ったちょい投げ釣りについて説明しました!
- 天秤の仕掛けと比べて根がかりしにくい!
- 魚のアタリがダイレクトに手元に伝わる!
- コストパフォーマンスが良く、お財布に優しい!
- ブラクリ仕掛けにも応用できる!
「根がかりしたらどうしよう…」という心配は、投げ釣りにはどうしても付きものです。
でも、それが原因で釣れるチャンスを逃してしまうのはやっぱりもったいない!
そんな時でも中通しオモリがあれば、思い切ってチャレンジする事が出来るので本当にオススメ!
天秤仕掛けの投げ釣りはやっぱり楽しいのですが、中通しオモリの投げ釣りも天秤にはないメリットが多く、タックルボックスに入れておいて損はありません。
さっそく中通しオモリ、買ってこようっと!
ぜひ皆さんもこの仕掛け、作ってみてください!