堤防で釣れる危険な毒魚の御三家といえば、アイゴ・ハオコゼ・ゴンズイですよね。
(※注:僕の主観が混ざっています)
3種類とも結構釣れやすい魚なので、釣りを始めたばかりの方でも「釣った事がある!」という方が結構いらっしゃるかと思います。
アイゴ・ハオコゼ・ゴンズイ、全ての魚にはヒレの部分に鋭いトゲがあり、ここに刺さるとかなり痛いです。
しかも、数日間はその痛みが続くという辛さ。
初めに言っておきますと、この魚が釣れた場合はすぐにリリースする事推奨です。
(メゴチバサミなどを使用し、十分注意しながら針を外します)
アイゴやゴンズイは食べられるのですが、釣りに慣れた人だけにしておいた方が良いかと思います。
誤って刺されてしまうと、あまりの痛みにそのあとの釣りが楽しめなくなってしまう可能性があるので…
というのも、タイトルにも書いたのですが…
僕はアイゴ・ハオコゼ・ゴンズイ、全ての魚のヒレが刺さり、辛い思いをした事があります。
刺された理由はそれぞれなのですが「一度刺された時に学習しろよ」と思いますよね。
返す言葉もありません…w
この3種類の魚、痛かった順にランキングしていきたいと思います。
ついでにその魚の特徴もご紹介したいと思います。
※初めに言ってしまうのですが…痛さに関しては刺された深さや傷口の広さで大きく違いますので、魚種云々の問題では無さそうです。ランキング自体はあまり信用しないでくださいw
アイゴ・ハオコゼ・ゴンズイとも、刺されると数日間は辛い痛みが襲います。
第3位 ハオコゼ
- 堤防の手前、真下を狙っていると釣れがち
- 釣れた瞬間は「あれ?小さいカサゴ?」と思いがち
- 投げ釣りの置き竿でよく釣れがち
刺された理由
これは完全に油断でした。
堤防で投げ釣りをしていたら掛かりました。
ハオコゼが毒魚であるという知識はあり、「あー釣れちゃったなー…」と思ったのです。
そして、ハオコゼはとても小さい魚なので軽いんです。
ハオコゼが釣れた仕掛けを水面から巻きあげた瞬間、バッドタイミングで風が吹いて、釣り針に掛かったハオコゼが振り子のように大きく揺れました。
ぷらーんと揺れるハオコゼ。
そしてその振り子が僕の目の前に向かってきて、腕にハオコゼの背びれがサクッ…
と刺さった、というのが原因です。
痛み
風で揺れた際に刺さっただけなので、幸い傷口はそれほど大きくありませんでした。
それでも、刺さってから数秒後にじわじわと痛みと痺れが広がり、幹部から広い範囲がジンジンとし始めました。
辛かったのですが、その後も釣りを続けました。
傷口は本当に1mm程度でしたが、2日ほどジンジンとした感覚が残りました。
本当に小さい傷口でもこれだけ痛いのだから、がっつりと刺されたらかなり苦しいはずです。
第2位 アイゴ
- ウキ釣りで頻繁に釣れがち
- ファミリーフィッシングのサビキ釣りでも釣れがち
- 引きが非常に強いので、掛かった瞬間ちょっとワクワクしがち
- 割と可愛い顔してる…と思いがち
刺された理由
ハオコゼと同様に、油断をしていたのが原因です。
磯釣りでウキフカセをしていた時に、30cmオーバーの大きなアイゴが釣れました。
毒魚であるという知識はあったので、メゴチバサミを使用し、口にかかった針を外そうとした時の事です。
外そうとした瞬間、アイゴがびちびちっと大きく跳ねました。
メゴチバサミでしっかりと魚をホールドしていたはずなのですが、ホールド力が甘かったらしく、メゴチバサミからアイゴが脱出をしてしまいました。
その時、メゴチバサミを持っていた方の指が、アイゴの飛び跳ねによって腹ビレにざっくりと刺さってしまいました。
痛み
指先って神経が集中しているらしく、他の箇所より痛いんですよね…
刺された瞬間から、血が少しずつ止まらずに流れ続け、じわじわと痛みが広がりました。
磯にいたので対策のしようがなく、かなりの痛みがあったのですが、釣りを続ける事にしました。
しかし痛さで釣りに全く集中できず、そのあとの釣りは楽しむ事が出来ませんでした。
その後、帰っても痛みは3日程続きました。
第1位 ゴンズイ
- 夜釣りでよく釣れがち
- 夜釣れる上に魚体も黒いので「何か釣れた?」と油断して触ってしまいがち
- 夜見ると気持ち悪さが倍増しがち
刺された理由
釣りを始めた頃で、まだこいつが毒魚であるという知識がありませんでした。
「ナマズみたいなのが釣れた」と思い不用心にも普通に触ってしまった事が理由です。
背びれ(だったと思う)が、ざっくりと右手の指に刺さりました。
痛み
毒魚と思わず油断していたので、かなりざっくりといってしまいました。
指先から血がだらーっと流れて、衝撃的な激痛が走りました。
なんでだろう…と思い釣れたゴンズイをよく見たら、背びれに針のような白い物があり、これが原因である事はすぐに分かったのですがあまりの痛さにしばらく身動きが取れません。
とりあえず釣りにはならないので、痛みを我慢して自宅に帰って調べたところ、ゴンズイの情報はすぐに出てきました。
一週間は痛みが続いたかと思います。
痛みはすぐに収まるわけではなく、少しずつ引いていく感じでしばらくの間続きました。
また痛みが引いた後も、指に違和感がしばらく残っていたのを覚えています。
まとめ
以上、個人的な痛い魚ランキングでした。
毒魚だと分かっていても、ちょっとした油断で刺されてしまう危険性があります。
分からない魚が釣れたら、触る前にじっくり調べてみる、というのが出来れば良いのですが、毎回毎回そうもいかないですよね…
アイゴ・ハオコゼ・ゴンズイは、堤防などの釣りで特に良く釣れる毒魚です。
見た目だけでも是非覚えて、絶対に釣れても触らず、油断せず、安全な状態で針を外すようにしてください。
外す自信がない、針が飲まれている、などの場合は、ハリスを切ってリリースしてしまうのも手だと思います。
毒魚には注意して、楽しい釣行にしましょう!