雑談

愛車「ハスラー」の車中泊仕様。フルフラットにできるおすすめのマットやグッズを紹介します!

僕が普段、車中泊をする時の相棒はスズキ ハスラー。

ハスラーin千里浜

軽自動車です。
もう6,7年前に購入した、今となっては旧型のモデル。

ハスラーのメーター
11万キロ近く走っても元気!

走行距離も10万キロを超えてそろそろ11万キロに達する勢いですが、まだまだ元気に走ってくれています。

何よりもハスラーが魅力的なのは、外観からは想像できない車内空間の広さ。

2メートル近く確保できるベッドスペースや荷物の収納力は、
「これ、車中泊どころか車上生活できるんじゃないか…?」
と思わせるくらいに快適です。

車上生活はさすがにしないけど…笑

このページでは、車中泊用の車としてのハスラーの魅力、フルフラットにするための段差解消方法やマットレスの紹介、その他のおすすめグッズなどを紹介していきます。

ソロ車中泊と2人での車中泊、それぞれのセッティング方法なども紹介したいと思いますので、よろしければご覧ください!

まずはご紹介

ハスラーの室内空間
ハスラーの室内空間

こちらが愛車、ハスラーの車中泊モードです。

なかなか連休は取れないので普段は1泊2日がメインですが、たまに取れた連休を使って北陸や東北を回ったり…
4,5日程度の旅にもよく行きます。

ちなみに長期の旅になっても基本的なセッティングは変わりません。

快適な理由1:ハスラーはベッドスペースが広い!

ハスラーはベッドスペースをかなり広く取ることができます。
大体2m弱くらい。

身長が大きめの人でも足を伸ばして寝ることが出来ます。

ハスラーはベッドスペースが広い!
ハスラーはベッドスペースが広い!

車中泊カーとしての使用だけではなく、災害時なんかでも快適に眠れるスペースがあると思うと安心です。

ちなみに僕のハスラーは旧型ですが、新型ハスラーでもここで紹介する物と同じ車中泊のセッティングが可能です。

実際にやってみました。

新型ハスラーでもセッティングが可能でした

ところでこのページでは、基本的に1人(ソロ)での使用を想定して紹介していますが、ハスラーでの車中泊は2人でも可能です。

実際に夫婦2人+犬1匹で車中泊もしています。

犬1匹が増えると流石にちょっと狭かったですが…
とはいえ、問題なく車中泊は可能です。

セミダブルになるとこんな感じの広さ

後ほど下の方で、2人で車中泊する場合のセッティングも紹介したいと思います。

快適な理由2:ハスラーは収納力が高い!

ハスラーは車中泊で使う際にも、収納スペースをかなり広く取る事ができるので荷物が多くても困ることはほとんどありません。

僕は基本的に釣り+車中泊、というスタイルで旅をするので、クーラーボックスと釣り具の収納ボックスの積み込みは必須。

クーラーボックス・収納ボックス兼テーブル・ウォータージャグ・バッテリー
クーラーボックス・収納ボックス兼テーブル・ウォータージャグ・バッテリー

なのでこの辺のアイテムはベッドスペースの横に配置しています。

旅行中の着替えなどは、後部座席の足元にボストンバッグに収納。

後部座席の収納部分
着替えなどの荷物は後部座席の足元に

ここはとにかく収納力に余裕があるので、ある程度の長期旅行になっても平気です。

天井スペース
天井スペースの収納エリア

後部座席上部にはインテリアバーを組み、100円ショップのメッシュパネルを着けて荷物の収納スペースを作っています。
ここにタオルや歯ブラシなどの用品を入れておいたり。

ただ、居住エリアの高さが減り圧迫感もそれなりに出るので、これを良しとするかどうかは人によりけり…

天井収納エリア
天井収納は非常に便利だけど高さが犠牲になります

そして本当に買ってよかったと思うのが、ルーフボックス!

ハスラーとルーフボックス
キャンプや釣り、2人での車中泊にはかなり活躍!

この装備があるお陰で、ハスラーの車中泊カーとしての利便性がかなりアップしました。
元々ルーフボックス等の装備が似合う車なので、見た目も凄くいいです。

後ほど詳しく紹介しますが、釣りやキャンプなどアウトドア好きで荷物が多い人には本当にオススメ!

ハスラーにオススメのマットレス

一般的には車中泊で使う寝具として、空気を入れて使うインフレータブルマット+寝袋の組み合わせがよく紹介されています。

僕自身も初めはそのような物を使っていたし、寝るだけならばそれでも十分でした。

しかし「家で寝るのと同じような快適さが欲しい!」と思い続け、様々な試行錯誤をした結果…
今はこの組み合わせに落ち着いています。

「インレータブルマット&トラック布団」です。

トラック布団とは、トラックの運転手が運転席の後ろのスペースで眠るために作られた、シングルよりもさらに小さい(細い)、幅が60cm程度のマットレス。

そしてこの幅のマットレスがハスラーにぴったりです。

「ねむりっち」というブランドのマットレスが特に人気で、汚れの目立たない黒で抗菌・防ダニなどの機能もある割に値段もリーズナブル。
もう何年か使っていますが、へたりなどはほとんど無いです。

そして何よりも快適…
「やはりちゃんとしたマットレスで眠るのって大事だ」と思わせてくれます。

もしかしたら自宅の布団よりも快適かもしれない笑

ねむりっちだけでも快適ですが、下にエアマットやインレータブルマットなど、何らかのマットを敷くとさらに快適。

これに関しては何を使っても大した差はないと思うので、幅50〜60cmくらいの適当な物を選ぶだけでいいと思います。

こんな感じの物ですね。

2人で車中泊する場合のマットレス

2人で車中泊する場合のマットレスの選び方は、1人用よりも簡単です。

ハスラーの室内幅は「セミダブルのマットレス1枚とほぼ同じ」だからです。

なので、セミダブルマットレスを一枚買えば解決。

上で紹介したようなトラック用布団を二つ並べる形でも問題ないのですが、セミダブル一枚の方が真ん中に隙間も空かないので快適です。

いろんな物が売ってるので選択肢も幅広いですね!
少し厚めの物を使用した方が、細かい凸凹も解消されるのでオススメです。

あと折り畳みが出来る物がオススメ。
運転中は後部座席に畳んでおけるからです。

ハスラーにオススメのシェード

シェードやカーテンなどの目隠し系アイテムについては、市販の物が数多く出ているのですが、僕の場合はフロント側をシェード、リア側をカーテン+網戸にしています。

カーテンと網戸をリア側に取り付け
リア側はカーテン+網戸の組み合わせ

以前はフロントもリアも全てシェードで隠していたのですが、リアに網戸を設置したので吸盤を使うシェードが使用できなくなった事と、毎回全てシェードをくっつけるのがやや面倒だったのが理由です。

カーテンはシェードと比べて窓からの冷気の侵入や断熱などの効果は期待できないのですが、圧倒的に楽に目隠し出来ることがメリット。

カーテンを閉めたリア側

カーテンをシャッと閉めるだけで完了。
フロント側には設置できないのでリアのみですが、セッティングがとても楽になりました。

あとは網戸も買ってよかった装備です。

夏の車中泊では
「窓を閉めると暑い」
「でも窓を開けると蚊や虫が入ってくる」

というストレスが大きいので、夏も車中泊をするためには網戸は必須装備だと思います。

本当に真夏日の熱帯夜なんかは、窓を開けてもツラいですけどね…

その他のオススメの装備

【収納】THOR コンテナボックス 22L

荷物を収納とテーブルを兼用できる、ちょうどいいコンテナボックスを探していました。

コンテナボックスなんていろんな物があるからどれでも良いかな…と思っていたのですが、

  • 天板をテーブルとして使える(別売りの天板ボードを使用)
  • ちょうどいい幅と高さ
  • ハスラーに似合うオシャレさ

以上の点をクリアできたのは、意外とTHORのコンテナボックスくらいでした。

無骨なデザインでとても気に入っています。

車中泊中は釣り具や食料などを入れていますが、割と収納力もあるので重宝しています。

【ライト】ポストジェネラル トリパネルソーラーチャージ LEDライト

車内で使用するライトについても、色々と試行錯誤をしました。

スノーピークのたねほおずき
ベアボーンズのビーコンライト
キャリー ザ・サン
ダイソーのLEDライト
ジェントスのエクスプローラー

などなど…
有名どころは一通り使ってきたし、それぞれ良いライトではあると思うのですが、

個人的にはこれが一番だな、と感じたのがこのポストジェネラル「トリパネルソーラーチャージ LEDライト」です。

  • 吊り下げても置いても使える
  • マグネットでくっつけて横向きに使える
  • 懐中電灯として使えるセンターライトが付いている
  • ソーラー充電可能
  • USBでの充電も可能
  • 何より無骨なデザインがハスラーにぴったりで凄くいい!
マグネットでハスラーに取り付けたトリパネルソーラーチャージ LEDライト
マグネットで車体に取り付けられる!

車中泊だけではなくキャンプなどでも活躍出来るライトです。

車内のオシャレさがかなりアップするので、普段から車内に吊り下げておいてます。

不満点としては、充電ケーブル差込口のキャップが取れやすく、数日で取れて行方不明になったところです。
まぁ、特に支障はないので別にいいんですけど…

…いや、やっぱり良くないな笑

非常に良いライトだと思うので、ここはもうちょっと取れにくくしてほしい。

このライトはもちろんですが、ポストジェネラルの製品は個人的に大好きです。
デザインがハスラーに似合う物ばかりだし、キャンプ用品などもここで色々と買い揃えたいなぁ…

【天井収納】カーメイト サイドバー

カーメイトのサイドバー
カーメイトのサイドバー

上の方でも紹介した、天井収納を作る為に設置しているバー。

サイドバーとインテリアバーなどを組み合わせた収納エリア
サイドバーにインテリアバー+ワイヤーネットをつけて収納に

このサイドバーにインテリアバーを2本掛け、ダイソーで買ったワイヤーネットを設置する事で天井収納を作っています。

釣り竿やライトの吊り下げなどもできるので便利
小物の収納やライトの吊り下げ、釣り竿の収納などにも使える!

天井には歯ブラシやタオルなどの洗面用具、コロナ禍時はマスクを収納していたり。
この収納エリアがあることで、車中泊時のちょっとした物置きとしては非常に役立っています。

こういうちょっとした物置きエリアは、車中泊においてはとても重要です。

ただ僕自身はそれほど気になりませんが、天井が低くなるので圧迫感は出ます。

人によっては気になるかもしれないので、天井収納については必ずオススメするというものではないのですが、サイドバーを設置するだけでもハンガー掛けやランタン掛けとして使えるので役立ちます。

※ハスラーにサイドバーを設置する為には別売りの角穴アダプター(IF52)が必要。
 取り付け自体は説明書を読めば非常にカンタンです。

カーメイト(CARMATE)
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【ルーフボックス】TERZO エアロクロスライダー185 270L

ハスラーで釣り、キャンプやスキーなどのアウトドア、2人で車中泊をする

このような方に関しては、ルーフボックスを取り付けるのは本当にオススメです。

ハスラーの車としての機能が1,2段階、グレードアップするような感覚です。

釣り具の収納エリアとして使う場合。
釣り竿などの長い物を入れるのに便利なのは当然ですが、餌を入れたバッカンや海水で濡れた服などをそのまま車内に入れると、匂いが凄い…
その後車中泊ができなくなるレベルです。

こういう物をルーフボックスに入れておけるので、とてもありがたいです。
これがあるお陰で釣りをしながらの車中泊が出来ています。

キャンプやスキーなどのアウトドアをする場合。
スキー板やスノボの収納などはもちろん、それを使用後、濡れたまま入れられるというのも非常に便利。

キャンプ道具もかさばる物が多いので、ルーフボックスがあれば収納力もアップするし、持っていけるものも増えます。

ルーフボックスに仕舞える重さには制限があるものの、キャンプとの相性は本当に良いです。

テントなどの道具を持ったまま車中泊も可能なので、日によってテント泊か車中泊か、切り替えもできます。

実際にテント泊&車中泊装備仕様で旅をした時の写真。

テントやテーブルをハスラーに積んでも車中泊ができたのは、ルーフボックスのお陰です。

2人で車中泊をする場合。
2人分の荷物を入れるための収納が多いだけでも便利ですが、問題は車中泊をするとき。

ハスラーで2人車中泊をする場合、マットレスを敷くと荷物の置き場がほぼ無くなります。
このような時にどこかへ荷物を避難させる必要があるのですが、車外に置いておくわけにもいかない…という時にルーフボックスが役立ちます。

僕は小さめのルーフボックス、TERZOのエアロクロスライダー185を使っていますが、小さめとはいえ釣り具などを収納するには十分過ぎるほどの大きさです。

サイズもハスラーにぴったり。

デメリットは、これを取り付けると車高が2mを超えてしまうこと。
ルーフボックスやルーフレールによって高さは違いますが、僕のエアロクロスライダー185に関しては取り付け後の高さが2m以上、2.1m未満になっています。

機械式駐車場は大体ダメですが、立体駐車場も2m以下制限だと入れません。
とはいえ、2m以下制限の立体駐車場ってほとんど見たことがないので、不便に感じたことは一度もないんですけどね。

心配だった走行自体の影響も全くありません。
エアロクロスライダー185に関しては、風切り音などもゼロです。

ルーフレールの設置や取り付けの手間などもあるので、サクッと付けられる物ではないのですが、ハスラーで車中泊旅をする際にはとにかくオススメしたい装備です。

※ルーフボックスを装備する為には、別売りのルーフレールを装備する必要があります。

【シートカバー】ゴードンミラー コーデュラ シートカバー

ゴードンミラー コーデュラ シートカバー
ゴードンミラー コーデュラ シートカバー

運転席に取り付けている防水のシートカバー。
これは釣りをしない方には必要ないかもしれません。

僕は釣り場を細かく移動する際に、海水で濡れてびっしょびしょで運転する事があるので笑
シートカバーを取り付けています。

夏場とか、汗をかきやすいシーズンにも良いです。
シートってそうそう簡単に洗えないので。

釣りやウォータースポーツをする人などにはおすすめです
釣りやウォータースポーツをする人などにはおすすめです

シートカバーに関してはゴードンミラーの物がデザインも凄く良くて、気に入っています。
これがあるだけで車内のカッコ良さもグッと上がるので、見た目重視の方にもオススメです。

【バーナー】ジェットボイル ZIP(ジップ)

ジェットボイル ZIP
ジェットボイル ZIP

遠方まで旅をしていても、
「その土地の名物を食べに行こう!」という気持ちがなかなか無い僕。

それに車内で料理をする事もほとんどしません。

コンビニで買ったり、チェーン店のレストランに入ったり、カップラーメンを食べたり…
という食事が基本スタイルになります。

でもコーヒーは大好きなので、旅の合間に海沿いに出て、沸かして飲むことが何度もあります。
その時の相棒となるのがこのジェットボイル。

カップラーメンを食べる時も必要ですね。

コンロを持っていくよりもコンパクトなので良いです
コンロを持っていくよりもコンパクトなので良いです

ジェットボイルの良いところはとってもコンパクトになる所。
そしてお湯が沸くのも早いし、風にも強い。
外で使うのにもってこいのバーナーです。

僕にとって旅中の調理器具は、これ一つで割と十分です。

フライパンが置けるゴトクもセットされてるので、お湯を沸かす以外の調理も可能です。

※ジェットボイルZIP(ジップ)は、点火するのにマッチやライターが必要になります。
(その分価格の安いモデルです)
マッチやライターが必要ないFLASH(フラッシュ)というモデルもあるので、気になる方はそちらの方がいいかも…

【ペーパーホルダー】オレゴニアンキャンパー キッチンペーパーホルダー

オレゴニアンキャンパー キッチンペーパーホルダー
オレゴニアンキャンパー キッチンペーパーホルダー

釣り具を洗って拭くときや、車内で何かこぼしたりした時のためにペーパー系はいつも常備しておきたいです。

とは言え、箱ティッシュをそのままドンと置いておくのもさすがに…
と思い、オレゴニアンキャンパーのキッチンペーパーホルダーをサイドバーに吊り下げることにしました。

これも買って良かったです。
吊り下げておけるのでスペースが気にならない上に、とてもカッコいい!

釣り具や手を洗ったときに重宝しています。

キッチンペーパーじゃなくてトイレットペーパー用も出ているので、好みで選べます。

箱ティッシュ用はオレゴニアンキャンパーからは出ておらず、ゴードンミラーから出ていますね。

こちらもオシャレなのでオススメです。
(これも持っていますがキッチンペーパー用が見た目的にも一番好きです)

【ウォータージャグ】DOD ジミニータンク

DOD ジミニータンク
DOD ジミニータンク

DODから出ているウォータージャグ。
これも釣りやアウトドア系の事をしない方にはあまり必要ないですね。

でも、僕は釣りをするので手や釣り具を洗うのにウォータージャグは必須です。

あとはコーヒーやカップラーメン用のお湯を沸かす為の、水の保管にも重宝します。

ウォータージャグ系のアイテムはいろんな所から出ているので、もしかしたらもっと良いものもあるかもしれないですが、

  • 手を離しても水を出し続けられるレバーコック(手を洗いやすい)
  • 色がハスラーにぴったり
  • 開口部が大きくて手入れしやすい

という点が良くて、DODのタンクを選んでいます。
ソロ旅だと10Lでも大きいので、5Lくらいの小さい物があればもっと良いんだけど…

ハスラーをフルフラットにする方法

以上、ハスラーでの車中泊にオススメのグッズを紹介させていただきました。

次にハスラーをフルフラットにするための段差の埋め方や、ソロと2人、それぞれの場合のセッティング方法をご紹介したいと思います。

こちらの情報は既に知っている方もいると思いますので、別に必要ないよーという方は読み飛ばしてください。

1人(ソロ)で車中泊する場合のフルフラットセッティング

ハスラーでソロ車中泊をする場合、基本的には3種類のフルフラット方法があります。
大まかに言うと次の3種類。

  • 助手席の背もたれを後ろに倒す(隙間埋め必要無し、段差やや有り)
  • 助手席の背もたれを前に倒す(隙間埋め必要有り、段差ほぼ無し)
  • 市販のフルフラットキットを使う(隙間&段差無し)

それぞれにメリットとデメリットがありますので、どれを選ぶかは好みです。

写真で見ていきましょう。

助手席の背もたれを後ろに倒す

助手席の背もたれを後ろに、後部座席は前側に倒します。

後部座席は前側に、助手席の背もたれは後ろに倒す
後部座席は前側に、助手席の背もたれは後ろに倒す

これだけ。

1分もかからずセッティング出来ますが、助手席の座面と背面の段差がありますので、まだこの状態では「フルフラット」とは呼べないですね。

なので、この段差を解消するためのクッションや枕などを置き…

段差を埋めるために何らかのクッションを置く
段差を埋めるために何らかのクッションを置く

その上にインフレータブルマットを敷いてから…

上からインフレータブルマットを敷く

さらにマットレスを敷きます。

マットレスを敷く

これで快適な寝床が完成です。

マットレスを敷かずインフレータブルマットのみでも眠ることは可能ですが、やはり快適性が圧倒的に違うので、マットレスはかなりオススメです。

助手席の背もたれを前に倒す

ハスラーの助手席はシート下に荷物が入るため、シートを前にはね上げることが出来ます。

この状態で助手席の背もたれを前に倒し切ると、フラットになります。

助手席のシートを前に跳ね上げて、背もたれを前に倒し切る

フラットにはなるのですが、前の座席と後部座席の間には大きな隙間が空いてしまいます。

30〜40cmくらいの隙間です。

ここをどう埋めるのか?が問題になってきます。

ちなみに僕の場合は…

ホームセンターで買ってきた板をそのまま置く。
これだけです…笑

板の大きさは45cm×90cm

体重を思いきりかけてしまうと、割れる危険性もあるかもしれないですが…

なるべく丈夫で厚めの物を買ったおかげか、数年同じものを使用しているけれど割れる気配はありません。

ちなみに板剥き出しで使用すると角が当たって車内に傷がつく可能性もあるので、その辺の対策はした方が良いかもしれないですね。
(僕は剥き出しで使っていますが…)

とりあえず今のところは傷は付いていません。

この上からインフレータブルマットと上で紹介したマットレスの2つを敷くと、完全なるフルフラットです。

市販のフルフラットキットを使う

ハスラーには純正のアクセサリーとして「リラックスクッション」というものが売られています。
純正なので、これを使えば何も考えずに安心してフラットに出来ます。

値段は張りますが、あれでもないこれでもない…と試行錯誤して悩むよりは、最初からこういう物を買うのもアリですね。

純正なので安心感もあります。

また純正以外であればもう少し安い物もあるので、こちらを検討してみるのも良いかもしれません。

2人で車中泊する場合のフルフラットセッティング

2人で車中泊をする場合のセッティングは一種類のみです。

  • 助手席&運転席の背もたれを後ろに倒す

この方法のみ。

運転席と助手席の座面の段差を埋めるために、クッションなどを使う必要があります。

あとは上の方でも紹介した通り、セミダブルのマットレスを敷けば車中泊モードの完成です。

「隙間を埋める専用のクッション」も市販で売られているので、この辺の物を使うと良いです!

ハスラーでの2人の車中泊は寝る分には快適ですが、運転席もフラットにする必要がある為、「車中泊ポイントに到着した時に、毎回寝る為のセッティングをしなければならない」という煩わしさもあります。

また荷物置き場も無くなってしまうので、ルーフボックスなどの装備はかなり大事になると思います。

まとめ

以上、ハスラーでの車中泊仕様に関して色々と書かせていただきました。
少しでもお役に立てたならとても幸いです!

僕の中では車中泊といえばハスラーで行くのが主流ですが、自宅にはハスラー以外にもミニバンがあります。

こちらも車中泊仕様にしているので、夫婦(+犬)で車中泊をする場合には、こちらの車をメインで使用しています。

一人旅じゃない時はミニバンで…

しかしハッキリ言って…
車中泊カーとしての楽しさは、ハスラーの方が断然上です。

「家族とじゃなくて1人で行くから楽しいんじゃないのか?」
と思われそうですが…笑

でもハスラーに色々なものを積み込んで遊びに行くのって、独特のワクワク感があります。
箱庭のような空間を作って、おもちゃに乗って旅をしていく、というような…

その空間を快適にカスタムしていく楽しさも、ハスラーならではです。

ミニバンなどの車に比べたら断然狭いですし、快適空間を作るためにも色々と試行錯誤をする必要がありますが、それもワクワクしながらやっていけるんですよね。

遊ぶための車、とか相棒、とか、そういう感覚がぴったりの車です。

ハスラーで釣り旅中

10万キロオーバーになった僕のハスラーですが、まだまだ元気に走ってもらって、日本中いろんな所を旅していきたいです。

今からハスラーを購入予定の方も、もうハスラーに乗っている方も、是非「ハスラー車中泊」の楽しい世界に共にどっぷりと浸かり込んでいきましょう!